2日目 | 9月15日(日) | 14:15-16:15筑波大学附属図書館2F集会室 |
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元号(年号)は、古代中国に始まり、朝鮮、ベトナム、そして日本など東アジア周辺で用いられてきた暦法である。現代においては世界中で唯一、日本国のみが元号を使用している。日本における元号の使用とその歴史については、制度のみならず、使用者が付した政治性、公家が保持した学問的権威、典拠となった典籍の性格など種々の観点からこれまで論じられてきた。ときに2019年5月1日の「令和」への改元をめぐっては、前天皇の生前退位と新天皇の即位とを反映した明るい社会風潮のもとで、改元の具体的作業、元号に求められる意味、典拠としての漢籍・国書やその解釈などについて、社会的な関心が集められている。
筑波大学附属図書館には、元号の典拠となった典籍のみならず、過去に行われた改元について記録する典籍も所蔵されている。本イベントでは、歴史学・文学の視点からこれらの典籍を紐解き、元号の文化、ひいては日本の文化を考えていきたい。(使用言語:日本語)
講師
山澤 学Manabu Yamasawa(筑波大学/日本史学, 近世宗教社会史)
谷口孝介Kosuke Taniguchi(筑波大学/日本文学, 和漢比較文学)
2日目 | 9月15日(日) | 14:15-16:451B302教室 |
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移住は常に人類の歴史の一部である。 生き残るための本能、そして人間および自然の両方によってもたらされた悲劇は、より良い生活環境や安全性を求めて人々をある地理的な場所から別の場所へ移動させてきた。 人類の移動は必要性、挑戦、そしてそれに直面する現実に基づいて常にダイナミックに変化してきた。
日本の人口が減少するに従い、より多くの労働者を海外から受け入れる必要性が出てきたため、移民研究は学術的および非学術的現場の両方において、多くの注目を集めてきている。 移民は移民自身とその受入国の両方にとって有益であるが、それに付随するいくつかの課題も存在する。 私たちのグループは、とりわけ、渡航と安全保障、移民とディアスポラ、移住パターンの変化などといった観点から「移住」という分野を評価する。
発表者
- Perception and Securitization of Muslim Migrants in Japan
ウェイケ・イケンナ・スティーブ(筑波大学大学院人文社会科学研究科) - Changing Patterns of Migration from Uzbekistan to Japan after the Post-Soviet Period
ソイポフ・ジャスル(筑波大学大学院人文社会科学研究科) - Identity Formation and Political Mobilization among Kurdish Diaspora in Japan
ソホラブ・アフマディヤーン(筑波大学大学院人文社会科学研究科) - Japan-KRG relations: Challenges and Outlooks in the Changing World
マーモート・シェイク・フセイン(東京外国語大学PCS(平和構築・紛争予防)専修コース) - ウズベキスタンの観光政策とコンストラクティヴィズム
小泉昌之 - Representation of Kurdish Refugees in Japanese Media
ワッカス・チョラック(東京外国語大学) - The Experiences of Bangladeshi Muslim Community in Japan
アナミカ・スルタナ(筑波大学大学院人文社会科学研究科)